バイクを取り巻くルール

PolicePolice / Walt Stoneburner

バイクを購入し、「いざ運転!」という時に警察に止められて・・・。こんな事にならないように、バイクを購入する前にバイクを取り巻くルールを把握しておく必要があります。

バイクに乗る目的と、ルールを見比べてバイク選びに問題がないように準備しておくと良いと思います。

運転免許

排気量の大小とクラッチ操作の有無によって、バイクの運転免許は7つに分類されています。下の表のATとはオートマチックのことで、AT限定二輪免許とはクラッチ操作を必要としないバイクのみの運転免許です。2005年6月から新しくできました。

一覧表

種類

排気量 取得対象年齢

備考

原付免許 50cc以下 16歳以上 50cc以下は普通免許(四輪)をもっている方でも乗ることができます。運転免許センター等での受験と講習(1日)で取得できます。
普通二輪免許小型限定 125cc以下 16歳以上 125cc以下のバイクは車体も小さく軽いため、バイクの運転に必要な技能も多少異なります。
そのため、教習所で必要となる技能習得時間が短くなっています。
普通二輪免許 400cc以下 16歳以上 普通二輪免許という名前のとおり、バイク免許の基本とされている免許です。試験を受けて取得することもできますが、教習所に通い取得する方法が一般的です。(私も教習所に通い取得しました。)
大型自動二輪免許 制限ナシ 18歳以上 排気量に関係なく全ての二輪車に乗ることができる免許です。
試験場での受験、教習所の利用どちらの方法でも取得できます。
AT小型限定普通二輪免許 125cc以下 16歳以上 普通二輪免許小型限定にクラッチ操作の制限のかかる免許です。
AT限定普通二輪免許 400cc以下 16歳以上 普通二輪免許にクラッチ操作の制限のかかる免許です。
AT限定大型二輪免許 650cc以下 18歳以上 クラッチ操作の制限以外に、大型二輪免許のように排気量が無制限ではなく650cc以下とされています。

(注)2011年9月現在の情報です。最新の情報は警察庁・公安委員会等の情報を確認して下さい。

外部リンク

警視庁ホームページ 運転免許

免許に関する情報

メーカーや官公庁関係のサイトでは免許の取得方法や、免許に対応した車種が紹介されていますのでとても参考になります。

Honda二輪免許をとろうhonda

免許の種類と特徴がピックアップされています。「免許の取り方」のコーナーもあり、なにより免許の種類に応じた対応車種がラインアップされており便利です。

バイク初心者の方は免許とバイクの対応を把握するのに役立つと思います。

財団法人全国二輪車安全普及協会
nirinhukyuu

安全運転普及活動(グッドライダーミーティング)や防犯登録制度、二輪車盗難照会システムを推進している警察庁所管の公益団体です。

各運転免許についての特徴と、それぞれの取得プロセスについて整理されています。

教習時限数早見表や、免許取得の段階に応じた必要教習時限数の確認もできます。

公共機関のホームページなので、情報の確認に使用されるのにも良いと思います。

是非活用して下さい。

 

車検 (自動車検査登録制度)

「排気量250ccを超える(251cc以上)自動二輪車に対して、国土交通省が検査を行う制度」です。同時にバイクの所有権を公的に登録します。

250cc以下のバイクだと車検は必要ありませんので、そういった理由で400cc以上のクラスを選ばないユーザーもいます。逆に、「車検があり安心できる」という理由で400ccクラス以上に乗るユーザーもいます。

車検費用

バイクを選ぶ上で気になるのは、やはり車検にかかる費用だと思います。検査に掛かる費用は以下のサイトで説明されています。

国土交通省(自動車検査・登録ガイド)
kensatoroku

バイクは小型自動車に分類されるので、継続検査の場合の費用は1,700円(印紙400円、証紙1,300円)です。実は車検の検査に直接掛かる費用はこれだけなのですが、下で説明する「諸費用」が車検時に発生します。

この諸費用と、バイク屋さんに車検を代行してもらった場合の点検手数料(約5,000~10,000円)、代行手数料(約15,000~25,000円)、諸経費が発生します。(注)代行費用はバイク屋さんによりまちまちです。

外部リンク

さくら車検 車検簡単見積り

 

諸費用

バイク購入代金以外にも、定期的に軽自動車税や重量税、自賠責保険の支払いが必要になります。

軽自動車税

お住まいの市区町村から課税されます。年に一度、4月1日付で納付書が送られてきます。

軽自動車区分(排気量) 年間税額
原動機付自転車(50cc) 1,000円
原動機付自転車(51~90cc) 1,200円
原動機付自転車(91~125cc) 1,600円
二輪車(126cc~250cc) 2,400円
二輪小型自動車(251cc~) 4,000円

(注)これは簡略的な一覧です。詳細は総務省ホームページなどから確認して下さい。

外部リンク

総務省ホームページ

重量税

排気量 料金
~125cc ナシ
126cc~250cc 新車購入(登録)時のみ 5,500円
251cc~ 車検更新時 4,400円(2年)、6,600円(3年)

(注)新車購入から18年経過した車両や特定の車両など金額の例外があります。

外部リンク

国土交通省ホームページ

自賠責保険 (自動車損害賠償責任保険)

法律により全ての自動車、バイクで加入が義務付けられています。無保険運転は違法になります。

12ヶ月 13ヶ月 24ヶ月 25ヶ月 36ヶ月 37ヶ月 48ヶ月 60ヶ月
~125cc 7,280円 9,420円 11,520円 13,580円 15,600円
126cc~250cc 9,260円 13,350円 17,350円 21,280円 25,130円
250cc~ 9,540円 10,010円 14,110円 14,480円 18,500円 18,860円

(注)情報の確認、保障の内容などは省庁ホームページを確認して下さい。

外部リンク

国土交通省 自賠責保険(共済)ポータルサイト

高速走行

高速道路の通行条件は自動車(125ccを超える自動二輪を含む)だけに限られ、歩行者、軽車両、ミニカー、125cc以下の自動二輪、原付バイクは通行できないことになっています。

ちなみに、2005年の法改正により自動二輪の二人乗り禁止が解禁されました。条件は「年齢20歳以上」かつ「大型自動二輪車免許又は普通自動二輪免許を受けていた期間が通算3年以上」です。

遠方へのツーリングも目的とされている方などは、「高速道路の使用」についてはバイクを購入する前から考慮しておくと良いと思います。

道路によっては走行、二人乗りの規制があることもありますので、利用する道路について調べておくと良いかもしれません。

外部リンク

NEXCO東日本 二輪車の二人乗りについて

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